最も合併症のない視力の出し方ができるのは眼鏡です。次に少ないのがLASIKで、その次がコンタクトレンズです。最も重篤な合併症を起こす可能性があるのは、コンタクトレンズの誤った装用による障害です。

視力はいずれも出ますが、屈折異常を完全に矯正できるものはありません。眼鏡は8割から9割どまりで、視力の点では最も劣ります。また不同視といって左右の近視の程度が異なる日では一方の眼の矯正はできません。コンタクトレンズは遠視、近視は完全に矯正できますが、乱視はいいところ軽度乱視までです。LASIKはほとんど完全に近く矯正できます。ただし、高度な遠視、近視、乱視はある程度までです。見え方の最も良い方法はハードコンタクトレンズで、次がLASIK、次がソフトコンタクトレンズ、眼鏡となります。しかしコンタクトレンズの装用により問題を生じている場合、たとえば、アレルギー性結膜炎、油胞性結膜炎、レンズが汚れやすい、午後になると充血しやすい、乾燥しやすいなどの問題のある方はコンタクトレンズよりもLASIKのほうが、見え方は良くなります。

乱視の強い方はコンタクトレンズよりもLASIK、PRKのほうが見え方は有利になります。


種別 眼鏡 コンタクトレンズ LASIK
見え方 矯正は8割くらい ほぼ完全矯正 ほぼ完全矯正
わずらわしさ やや面倒 面倒 自然
1年間の費用 3万〜5万 3万〜10万 円

片眼  130,000 円
両眼  250,000 円

10年間の費用 30万〜50万 30万〜100万 円 250,000 円
合併症 ない あり(結膜炎、角膜潰瘍など) あり(夜間視力低下、ハローなど)
非適応 特にない ある程度制限あり 年齢制限などの非適応あり
備考 1日中装用できない(入浴、就寝時) 眼鏡併用が必要で更に費用がかかる 手術であるのでそれなりの注意を要する

矯正方法 適用 期間 備考
1年 5年 10年
コンタクトレンズ 2WEEKアキュビュー 164,000 円 81,900 円 164,000 円 最も一般的な使い捨てレンズ
ケア用品(コンプリート) 15,240 円 72,000 円 152,400 円 1本 240cc
1,270 円
診察費用(3割負担) 4,800 24,000 円 48,000 円 健保適用(年4回受診)
合計 36,440 円 177,900 円 364,400 円  
オルソケラトロジー
(特殊な
  コンタクトレンズ)
治療費 145,000 円 モニター料金
ケア用品 26,230 円 150,690 円 251,150 円 1セット 4,230 円+1ヶ月分 2,000 円
2年に1回セット交換
合計 171,230 円 295,690 円 396,150 円 非適応で受けられない方もいます
(税込総額表示)

宮久保眼科と(有)緑コンタクトでかかる費用です。
費用金額は一例です。ケア用品・薬剤費等のご負担分につきましては諸事情により若干前後いたします。


ではあなたご自身はどれが最適でしょうか。簡単にいえば、ハードコンタクトレンズを何ら問題なく使用でき、視力も十分出ている方はハードコンタクトレンズが最適です。コンタクトレンズを目に付けるのは嫌だし、眼鏡は取り外しが楽で問題は何もなく、よく見えているという方は眼鏡が最適です。コンタクトは嫌だし、結膜炎や、あるいは Dry Eye で長時間装用していると充血してしまう上、汚れやすい、眼鏡では視力が不十分という方、職業上めがね、コンタクトは使用できないし使用しにくい方はレーザーによる矯正手術が最適です。また、眼鏡で十分視力はあるが、曇ってしまって困る、汗をかくと滑る、皮膚アレルギーで装用できない方及び職業上コンタクトや眼鏡の出来ない方、たとえば建築業、スポーツマン等の方はレーザー治療が適切となります。

手術は100%成功を保証されているわけではありませんが、適応さえ間違いなければ、コンタクトレンズよりも合併症の比率、重い疾患の発生の比率は少なくかなり安全な手術です。